地方紙で話題を発掘する「地方紙発週刊ほっとニュース」コーナーには、ときにホントに面白い話がある。きょう27日(2015年3月)のトピックは、ガチャポンから梅干しという「紀伊民報」の3月20日付けの記事だ。東京にも1台あるのがミソだ。
「日干し(ノーマル)」「蜂蜜」「シソ」「昆布」の4種類
和歌山・みなべ町は梅干し生産量日本一の産地だが、町内の梅農家でつくる「紀州みなべ梅干生産者協議会」が1月下旬に設置した6台の「梅干ガチャポン」で、1か月余りで梅干し900個を売り上げたという。地域の活性化に取り組んでいる農家のグループ「みなべ町コラボキッチン」の発案で、生産者たちが形にした。梅干しは「日干し(ノーマル)」「蜂蜜」「シソ」「昆布」の4種類で、1回200円で密封した梅干し、キャラクター・シート、町や梅の紹介が入ったカプセルが出てくる。
10個に1個「4Lジャンボ」ピンポン玉より大きい!
みなべ町内に5か所設置され、東京・有楽町のアンテナショップ「わかやま紀州館」にも1台ある。行ってみると、ちょうど買おうとしている女性がいた。「梅干しのガチャガチャってあんまりきいたことがないので」と笑っている。実はこの1台で366個を売り上げていた。スタッフが試してみると、コロンとカプセルが出てきた。正真正銘の梅干しだ。10個に1個の確率で4Lサイズのジャンボ梅干しに当たるという。スタジオにそのジャンボ梅干しが登場したが、ピンポン球よりひと回り大きい。
山本匠晃アナ「梅干しは半年保つので、ガチャポンでも大丈夫だそうです」
ひところサッカーのイタリア・セリエAの長友佑都選手が「毎日1個、和歌山の梅干し」といっていたが、ブームにはならなかったのか。でも、このニュースをみて、東京の物好きがどっと有楽町へやってくる可能性はありそうだ。