副操縦士が「墜落操作」!ドイツ機ボイスレコーダーに『悪夢の9分間』

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9・11テロきっかけにオートロック

   この副操縦士はアンドレアス・ルビッツ(27)で、13年からジャーマンウイングスで働いており飛行時間630時間。ドイツ西部のモンタバウア出身で、14歳から地元の飛行クラブでグライダーに乗り、パイロットになったことでクラブではあこがれの的だったという。

   性格は温厚で、医学検査、飛行訓練、操縦能力、心理的適性も問題なく、なぜこんなことを起こしたのかとみな首を傾げているという。親会社のルフトハンザ航空は「想像もつかない悪夢だ」と語っている。こうしたことは防ぐ手立てはないからだ。

   旅客機のコックピットはアメリカ同時多発テロをきっかけにオートロックになり、通常は外からは開かない。こうした事態を避けるには、そういう人をパイロットにしない、あるいはコックピットを1人にしないかしかない。

   キャスターの齋藤孝「そういう検査や適性で見つからないようなケースをどうするかですね。1982年に日本で機長の『逆噴射墜落』というのがあったが、あれは精神疾患だった。テロ対策のドア(オートロック)が裏目に出たということですね」

   遺体の収容は始まったというが、起伏の多い山の斜面に機体が粉々になって散らばった状態ではすべて人力でやるしかない。それにしても、旅客機が巡航速度で激突する衝撃はかくもすさまじいものかとあらためて思う。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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