副操縦士が「墜落操作」!ドイツ機ボイスレコーダーに『悪夢の9分間』

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   ドイツ「ジャーマンウイングス」旅客機の墜落事故で、衝撃的な事実が明らかになった。副操縦士が機長をコックピットから閉め出したあと、急降下させて墜落したというのだ。フランスの検察当局がきのう26日(2015年3月)に明らかにした。

ドア叩き続ける機長、警告音、乗客の叫び声・・・

   回収したボイスレコーダーには、スペイン・バルセロナを飛び立ってから約30分間の音声記録があった。離陸後20分間は機長と副操縦士は通常の会話をしていたが、デュッセルドルフへの着陸準備のあと機長は副操縦士に操縦を命じてコックピットを出た。

   ドアの閉まる音。直後に副操縦士は自動操縦にもかかわらず機体降下ボタンを押した。戻ってきた機長がドアを叩いても答えず、管制塔からの呼びかけにも応じなかった。機長が激しくドアを叩き続ける音、低高度に対する警告音、最後は乗客の叫び声も入っていた。

   管制記録では最後の交信が午前10時30分で、直後の31分から降下をはじめ、9分後に墜落している。この間に、墜落機は高度1万1600メートルから1882メートルまで高度を下げていた。

   検察官は「副操縦士の呼吸音が聞こえた。つまり、彼は生きていた」といい、「理由はわからないが、副操縦士が意図的に機を墜落させた」と断定した。「テロである根拠を示すものはない」という。記者が「自殺か」と質問すると、「150人も道連れにするのを自殺とは呼ばない」と言い切った。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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