フランスアルプスで墜落したドイツ・ルフトハンザ航空系列のLCC「ジャーマンウイングス社」のエアバスA320型機は機体は粉々に砕けていて、フランスのカズターブクム内相は「生存者がいる可能性は少ない」と語った。
乗客名簿にはドイツ駐在の日本人男性2人も含まれており、日本大使館が実際に搭乗していたかの確認を急いでいる。
遭難信号出す間もなく急降下
上空からの墜落現場の映像を見ると、細かく砕けた破片が広範囲に散乱していて、「nw」と書かれた残骸でかろうじて識別できる程度だ。墜落機は24日(2015年3月)午前10時1分にスペイン・バルセロナの空港を離陸し、52分後に既定の高度1万2000メートルに達したが、直後に約8分間で1万メートルも急降下して管制塔のレーダーから消えた。この間、遭難信号を出す余裕もなかったようで、管制塔が代わって遭難信号を出したという。
事故原因については、機体の故障、天候異変、テロ、パイロットの人為的ミスなどが考えられているが、天候については飛行に影響を及ぼすような悪天候ではなかったことがわかっている。テロに関してはアメリカのホワイトハウスの報道官が「テロの兆候を示す情報はない」との見解を示している。
文
モンブラン