白鵬は尊敬する大鵬の言葉思い出せ!誤審でも「そういう相撲をした自分が悪い」
大相撲春場所も大詰め。相変わらず白鵬が12連勝(3月20日現在)してまた優勝記録を伸ばすようだが、一強多弱の土俵では一向に盛り上がらない。そのうえ、白鵬は今場所ずっと取材拒否を続けているため、相撲担当記者からもブーイングが出ていると週刊文春が報じている。
きっかけは初場所千秋楽の翌日に行われた恒例の会見で、白鵬が取り直しになった13日目の稀勢の里戦について、「(自分が)勝っていた。子供が見ても分かる相撲。もう少し緊張感を持ってやってほしい」と審判を批判したことだった。これに審判部が激怒し、当日のビデオ担当だった錣山(元寺尾)親方が「白鵬の右足の甲が先に土俵に付いていた」と、白鵬が負けていた可能性も示唆したのだ。
本来なら、審判部に直接詫びを入れるのが筋だったのに、白鵬はテレビのバラエティ番組の中で詫びただけだった。そのことがさらに波紋を広げている。週刊文春は白鵬を天狗にしたのは取り巻きの放送作家や、親方が厳しく指導してこなかったからだと批判している。かつて大横綱大鵬は誤審によって連勝が45でストップしたとき、「そういう相撲をした自分が悪い」と一切不満を口にしなかったという。
このまま白鵬が連勝記録を伸ばしても、白鵬が強いのではなく、周りが弱すぎるのだという声は消えそうにない。だが、遠からず白鵬が土俵の真ん中で転がされる日が来る。そのとき白鵬はどんな言葉をいおうと考えているのだろうか。まさか「日本人はモンゴル出身の横綱に冷たかった」なんて言い出すのではないだろうね。