北アフリカに根を張る別グループ「アンサール・アル・シャリア」
チュニジアの人口は1089万人だが、観光客は627万人(2013年)という観光立国だ。基幹産業へのテロは政府にとっては痛い。治安対策の厳しさはかつての独裁政権下並みともいわれるのもそのためだが、「イスラム国」からの帰国者の存在は不気味だ。
キャスターの齋藤孝は「こうなるとどこにいても安心できないというのが実感ですね。テロの場合は犯人が捕まってもそれで終わらない」という。
司会の夏目三久「過激派組織の関係はどうなっているんですか」
水口教授はアンサール・アル・シャリアについて、「チュニジアだけでなく、イエメン、リビア、エジプトにも似た組織があり、シャリア(イスラム法)を受け入れる人たちのゆるやかな連帯があります。これに『イスラム国』、アルカイダがどう絡むのか。非常に危険な状況です」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト