「きょうはあと2日に迫ってきた気象現象を」と気象予報士の天達武史がまだやってこない春一番の異変について伝えた。2月4日の立春から21日の春分の日の間に最初に吹く南寄りの強い風(最大8メートル以上)を春一番と呼ぶのだそうだ。
今年は北九州、中国・四国、北陸では春一番を記録したが、九州南部や近畿、東海、関東以北ではまだ吹いていない。春分の日の21日までに吹かなければ、今年はこの地域で春一番がなかったことになる。そこでサブキャスターの菊川怜は「春一番が吹かないと何か影響があるんですか」という疑問を持った。
天達は過去の例から「荒れ模様の天候になります」という。最近では2012年は春一番が吹かなかったが、茨城県つくば市が巨大竜巻に見舞われ、首都圏でヒョウが降るなど大気が不安定だった。
きょうがラストチャンス・・・でも、風は弱そう
天達によると、「きょう(19日)がどうやらラストチャンスになりそうです」というが、19日の最大風速は鹿児島6メートル、大阪4メートル、名古屋6メートル、東京5メートルで春一番の条件には届きそうもない。
あす20日はポカポカ陽気だが戻り、21日は太平洋側で雲が多くなる予想だ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト