「イスラム国」に参加一番多いチュニジア
チュニジアは2011年のアラブの春の震源地で、余波を受けたエジプト、シリアなどが混乱に陥る中で、比較的安定していた。だが、一方で「イスラム国」への参加者は3000人と一番多い。
宮田理事長「テロは『イスラム国』を空爆した国と国民への報復でしょう。だから欧米人をねらう。チュニジア自体は警察国家なのでセキュリティーは厳重で、観光客の安全も保たれていました。おととし9月に訪れたときも、日本人の観光客が多かったのですが、それだけに政府にとっても衝撃でしょう」
夏目「欧米に衝撃をあたえるのが目的ですか」
宮田理事長「カナダ、フランス、デンマークと続いたテロは、いずれもアラブ系の自国民による事件でした。チュニジアでは国内では過激派の活動は抑えられているため、シリア、イラクで活動していたのですが、国内にもまだ分子がいたということでしょう」
安倍首相は死者3人、負傷3人を確認したと発表しているとしている。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト