「オスの方がメスより3割も値が高い」と井上貴博アナが伝える。何のニュースなのか。トラフグのことで、いうまでもなく珍味の白子(しらこ、雄の精巣)がとれるからだが、その高値のオスしか産まない親フグをつくることに長崎県総合水産試験場と東京海洋大の研究チームが成功したという。白子が「手頃な価格」になるかもしれないと、産経新聞記事が紹介された。
白子持ちメスより3割高
研究チームは細胞移植と掛け合わせなどで、オス特有のY染色体しか持たない「超雄」と呼ばれるオスをつくった。この超雄とメスの間に産まれる稚魚はオスだけになり、これを養殖に生かせれば、選別も楽なら価格にもプラスというお話だ。
井上「この『超雄』という呼び方も凄いな」
キャスターの齋藤斎藤孝「凄いね」(笑い)
井上「どんなメスと交配しても子どもはオスになる。不思議ですよね」
齋藤「スーパー・オス」
中国産養殖フグに対抗
井上はこれには差し迫った事情があると読み進む。長崎県は養殖トラフグの生産量で全国首位にあるが、最近は中国からの輸入品との価格競争が激しく守勢に立たされたいる。「オスの値段が下がれば、中国のものと競争できるのではないかというわけです」と井上。
齋藤「技術が発達するといろいろに波及しますよね」
井上「われわれレベルでいうと、安い価格でおいしい白子が食べられる」
齋藤は「『超メス』なんてのができたら、メスばかり」なんてわけのわからんことをいう。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト