兵庫県・淡路島の洲本市で5人の男女を殺害したとして逮捕された無職、平野達彦容疑者(40)が、被害者を含む30人の名前、住所を掲載した「獣リスト」をつくっていたことがわかった。「こいつらは悪用している」などと意味不明なことが書かれている。
精神医療被害連絡会に送り付け・・・被害者家族もリストアップ
平野のリストを受け取ったのは精神医療被害連絡会代表の中川聡さんだ。去年5月(2014年)、平野から「電磁波攻撃を受けている。狙われている」という内容のメールとともに、ダウンロードの形で「獣リスト」が送られてきた。一覧には近所の30人以上の名前があげられており、殺害された平野毅さんと平野浩之さんも入っている。
コメントもあり、「自分を襲撃し逮捕されています。私の家と近所の家に深夜不法侵入し、窃盗などの犯罪」「こいつらが悪用の電磁波兵器を奪取し、こいつらに行使すれば、こいつらが起こした犯罪の全てがわかります」などと記している。名前を載せられた人たちは「知らない」「まったく身に覚えがない」といっている。
中川さんはこれまでも似たような相談を受けてきたことがあるという。「たとえば、道路を通っただけで監視してきたと思ったりするんですよね」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト