アップル社はきょう10日未明(日本時間2015年3月)、新製品の腕時計型端末「アップルウォッチ」を発表した。「最も革命的で最もシンプル」がうたい文句で、通話はもちろん、さまざまな機能は高齢者にも優しいという。日本での発売は4月24日で。最も安いモデルで約4万2000円、18金の最上位モデルは120万円以上だそうだ。
メール、ナビ、クレジット決済、鍵代わり・・・とにかく機能満載
サンフランシスコの発表会場でティム・クックCEOが「アップルが作ったものの中で一番身近な製品となります。5歳のときから『時計』で『通話』するのが夢でした。それがついにかないました」とあいさつすると、大きな拍車が起きた。
通話以外の機能は、iPhoneと連動してメール送受信、地図を見ることもできるナビ、心拍数や消費カロリーも計算する健康管理、さらにはクレジット決済やカギの代わりなど応用の可能性は高いという。ITジャーナリストの林信行さんは、「これまでテクノロジーが苦手で敬遠していた高齢者ほど恩恵を受けるんではないかと思ってます」という。
たとえば、急病の際の緊急通報もしてくれる。さまざまなセンサーがあるので、脈拍や体温に異常を察知したり、心筋梗塞などで突然倒れたときも症状を医者や家族に自動的に連絡することもできる。
認知症の徘徊も防げる。敷地や施設から出るとアラームが鳴る。メッセージで本人に確認し関係者へ通報する。生活を大きく変えるかもしれない。「便利だけじゃなくて、体も快適になる。アップルウォッチは革命を起こそうとしています」と林さんはいう。
2020年には252万台の予測
司会の夏目三久「若い世代としても楽しみですね」
石井大裕アナ「スマホ(の測定機能)使ってる人多いですよね」
井上貴博アナ「むろん電話はできるんでしょ?」(笑い)
スマートウォッチの市場への期待は相当なもので、2015年には73万台だが、2020年には252万台という予測(MM総研)もある。
石井「ここでいま使ってる人はいますか」
夏目「まだです」
キャスターの齋藤孝「ぜんぜん」
夏目「石井さんが一番使ってますかね」
石井「コンピューターと連動できますしね」
しかし、それがどこまで必要かとなると、みな顔を見あわせる。年寄りだって本当に苦手なのはテクノじゃなくてキーボードだ。小さな画面は苦手なんですよね。