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後藤浩輝騎手「自殺の遠因」岩田康成騎手の危ない乗り方でボクは2回落馬

   暗い話ばかりで恐縮だが、競馬界でもショックなニュースがあった。2月26日に人気ジョッキーだった後藤浩輝が自殺してしまったのである。JRA通算1447勝をあげ、まだ40の若さだった。レース中に落馬して大ケガを何度も負いながら復帰してきた男だった。オスカープロモーションに所属し芸能活動もやっていたショーマンシップに溢れる人柄だったが、生身の彼はどこかに闇を抱えていたのだろうか。

   周りを明るくする人柄だが、時折見せる寂しさが気になってはいたが、自ら命を絶ったと聞いて驚いた。昔、好きだった落語家・桂枝雀が自殺したときのような寂しい気持ちになり、土日の競馬は楽しめなかった。週刊文春で後藤と親しく付き合っていた知人がこう話している。

<「最近は落馬の影響で『馬に乗る感覚が以前と違う』と悩んでいました。二回とも落馬の原因になったのは岩田康成騎手でしたが、一度目は不可抗力だと庇っていた。でも二度目の後は『あの乗り方は危ない』と非難していた。岩田騎手は最後の直線で何度も自分の尻を馬の背に叩きつけるため、馬の後ろ足が横に流れやすいそうで、『そのせいでボクの馬の前足がさらわれて落馬した』と言っていた」>

   落馬後は不安からか六本木のクラブで酒を飲むことが増え、「馬に乗ることが怖くなった」とこぼすこともあったという。

   藤田伸二騎手が書いた「騎手の一分――競馬界の真実」 (講談社現代新書)でも、岩田騎手の乗り方を批判していた。私は岩田は好きな騎手だが、かなり強引な乗り方をするのは間違いない。何はともあれ後藤騎手の冥福を祈りたい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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