アメリカのメイラ・ロサレスさん(34)はいまの体重は91キロだが、6年前は469キロあった。378キロのダイエットというわけで全米の話題になっている。司会の小倉智昭が「しかも、ダイエットだけでもすごいのに、驚きなのは動けないのに殺人事件の容疑者で逮捕されたんです。ウソみたいな話です」と取り上げた。
3人育てるにはまず痩せなければ・・・
08年にメイラさんの妹が息子を虐待死させてしまい、このとき「私の代わりに罪をかぶって欲しい」と頼まれた。メイラさんは「どうせ(肥満で)死んでゆく身。このまま生きていてもしょうがないので妹を助けたい」とウソの自供をし逮捕された。
マスコミは「0.5トンの殺人犯」と書いたりしたが、ベッドの上で身動き一つできない体でどうすれば殺人ができるのか。不自然な供述が目立ち、たちまち真犯人が妹であることがバレてしまった。妹は懲役15年の判決を受け服役したが、問題は残された妹の3人の子どもたちだった。
メイラさんは自分が母親代わりになって3人を育てるしかないと思ったが、身動きできない体では子育てどころではない。そこで決心したのが大減量作戦だ。食事療法、脂肪吸引、余った皮膚の除去、胃のバイパスなど10回以上の手術を乗り越え、378キロの減量に成功した。現在、子どもたちの親権をとる準備中で、彼氏もでき新たな生活を始めているという。
小倉「378キロも痩せられるものでなんですねえ。驚きました」文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト