「ズンズン運動」逮捕の姫川尚美「ただのおばさんだけれど周りに信者」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   乳幼児の体を揺さぶる「ズンズン運動」と称する施術で生後4か月の男の子を死亡させたとして、新潟県上越市のNPO法人元理事長の姫川尚美容疑者(57)がきのう4日(2015年3月)、業務上過失致死容疑で逮捕された。男の子の母親は「そんな人を信じてしまったのかと本当にショックです」と無念を語る。

   男の子は去年6月(2014年)、大阪・淀川区の事務所のサロンでマッサージを受け呼吸困難となり、6日後に死亡した。姫川は「私の手で死に至らしめたという自覚はない。不注意をしたこともない」と死亡との因果関係を否定している。

母親ら「不安あったが集団心理」「抜けることは許されない雰囲気」

   NPO法人「子育て支援ひろばキッズスタディオン」は2003年に上越市に設立され、東京都豊島区と大阪市淀川区に事務所がある。「ズンズン運動」は体を伸ばしたり首や頭をそらしたりするマッサージの方法で、「免疫を高めアトピー性皮膚炎や便秘解消などに効果がある」とうたっている。

   亡くなった男の子の母親は「ズンズン運動」について次のように話す。「(実際にいってみると)首が真っ赤に腫れたり、皮がむけて血がにじんだりして、大丈夫かなと思っても、周りのアドバイザーが良くなっているというので、集団心理みたいなもので、そうなのかなと思いました」と話す。

   別の母親も「(姫川は)ただのおばさんの感じなんですけど、周囲に信者のような人がいて、そこから抜けることは許されない雰囲気でした」と語る。姫川は国家資格を持っていない。13年2月、新潟県の男の子(1歳)が死亡し、業務上過失致死容疑で書類送検されたが不起訴になっていた。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト