オランダの博物館が所有する11~12世紀の作と見られる仏像のなかから、「オドロキのモノ」(森圭介アナ)が見つかった。仏像は足の部分に破損が見つかったため修復が行われていたが、中から人の骨のようなものが出てきたのだ。仏像をCTスキャンにかけたところ、中に人間のミイラが入っていたことがわかった。ミイラが入った仏像は世界的にも極めてめずらしいという。
紀元1100年頃の中国の僧侶
博物館によれば、ミイラは1100年頃に中国で亡くなった僧侶と見られ、「いわゆる即身仏で、修行の一貫で中に入ってミイラ化した可能性がある」(森)
コメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)「日本でも東北にありますよね。外側(仏像)は亡くなってから作ったと思いますね」
仏像の中からは古代の中国文字が書かれた紙も見つかっている。博物館は骨のサンプルを採り、DNA検査などさらに調査する。この仏像は5月(2015年)までハンガリーの自然史博物館で展示されるそうだ。