きのう1日(2015年3月)に行われたテニスのメキシコ・オープン決勝で錦織圭選手はD・フェレール選手(スペイン)と対戦したが、ミスを重ねて2―0で破れた。しかし、この決勝戦進出で世界ランクは4位に上がった。
フェレールは昨秋以来、錦織が5連勝している相手だったが、このは錦織はミスを連発し、いらだってラケットを放り出す場面も見られた。随所で好プレーも見せたが、結果は6-3、7-5のストレート負けだった。
試合後、錦織は「ミスが増えてなかなか攻めきれなかったですね。それが負けにつながった」とさすがに気落ちした様子だった。
「呼吸はきつかったけど、決勝に進めたのでいい1週間」
「あさチャン!」が取り上げたスポーツ報知の記事によると、錦織はインフルエンザにかかっていたのだという。「呼吸はきつかったけど、決勝に進めたのでいい1週間だった」と話している。
司会の夏目三久「そうだったんですかあ」
これで2週連続の優勝にはならなかったのだが、ランキングはひとつ上がった。先週までは、N・ジョコビッチ(セルビア)、R・ フェデラー(スイス)、A・マリー(英)、R・ナダル(スペイン)に次いで5位だった。今回、マリーが落ちて錦織が繰り上がる。
ただ、ポイントで見ると、マリー以下は5000点台で競り合っているが、フェデラーは9000点台、ジョコビッチは1万3000点台だから、上位2人とはかなりの差がある。
元テニスプレーヤーの沢松奈生子は「すごすぎてこれをすごいといえる日本人はいません。そこまでいった人いないので、どれくらいすごいかを語ることもおこがましい気持ちになるぐらいすごいこと」という。
ぜひ見たい!4大大会の優勝
ランキングは毎週変わる。錦織が本当にビッグ4と認められるための条件を、沢松は2つあげた。ひとつは4位のランクを1年間キープする。そこで初めて4大大会のすべてで第4シードまでつく。これはトーナメントの準決勝まで上位3人とは当たらないということだ。これが5位だと上位の選手にもっと早く当たるようになる。大きな違いだ。
もうひとつはグランドスラムで勝つこと。これがないとビッグ4の一員と認めてくれない。これはさらに容易ではない。
石井大裕アナ「すごい時代がきましたよ」
キャスターの齋藤孝「こんな時がくるなんて」
石井「80年前、佐藤次郎さんが3位になった。この時は有識者の意見で決まったそうです」(笑い)
夏目「今回はつかみ取った!」
3月にはカナダでのデビス杯、アメリカでパリバ・オープン、マイアミ・オープンと続く。4位をキープするだけでも大変だ。