サザンオールスターズ「メモリアル本」講談社企画お流れ!? 桑田佳祐「フライデー」記事に激怒
その講談社が先日、大幅な機構改革を発表した。これまで30あまりの局・室があったが、それを12局・2室に再編するというのだ。「数を絞り込んだ担当役員と局長がおのおのの事業戦略をスピーディかつダイナミックに決断・実行し、現場の作る力と伝える力を最大化し、時代に即した決定スピードを持つ組織にしていこうと考えております」(野間省伸社長)
週刊現代やフライデーを出している第一編集局は「第一事業局」と変更され、学芸などと一緒になる。
2014年度の決算は、売上高1190億6400万円(前年比99.0%)。税引前当期純利益38億7400万円(同93.5%)で当期純利益は27億5500万円(同85.7%)だが、利益のほとんどは31億300万円ある不動産収入だから、本業ではまだまだ厳しい状況は変わっていない。
フライデーは横ばい状態だが、週刊現代は実売が30万部を切り低落傾向に歯止めがかからないと聞く。このままでは週刊ポストに追い抜かれるかもしれないと編集部は危機感を抱いているそうだ。
『アサヒ芸能』がサザンオールスターズの桑田佳祐がデビュー35年を迎えたので、サザンのメモリアル本の企画が事務所から持ち上がって、「最も熱意のある講談社」(アサ芸)に決まっていたのだが、その出版がおじゃんになったと報じている。
何でも1月23日発売のフライデーが「サザン桑田とアミューズに国税が重大関心」という見出しをつけて、「あたかも桑田が税務調査の対象になっている」(同)かのような書き方に桑田が怒って白紙に戻してしまったというのだ。
だとしたら講談社にとっては泣きっ面に蜂だろう。