大塚家具「親子ゲンカ」父親会長・長女社長それそれ会見して公開非難合戦

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   創業者で父の会長とその長女で社長が骨肉の争いを繰り広げている大手の大塚家具で、きのう25日(2015年2月)、勝久会長(71)が急きょ記者会見し、公開の場で久美子社長を批判した。双方とも3月27日の株主総会に向けて退陣動議を提案することにしていて、久美子社長(46)も会見を開くなどいよいよ泥沼化の様相だ。

「社長に任命したことが失敗だった。何人か悪い子どもをつくった」

   「社長に任命したことが失敗だったと思わざるを得ません。親として間違ってしまった」

   勝久会長はそう述べた。この問題を取材している東洋経済新報社の冨岡耕記者は「娘に対する非常に強い反発が見え、公開の場で親子げんかをしてしまった」と話す。

   大塚家具は1969年に勝久会長が創業し、来客に住所・氏名を書いてもらい、丁寧な対面販売をする「会員制」方式で成長した。だが、09年に久美子社長が就任すると、父親の方式は古いとして多くの客に安く買ってもらうカジュアル路線を打ち出した。しかし、業績は思うように上がらず、双方の対立が深まっていた。

   きのうの会見でレポーターの所太郎が父と娘の関係について質問をした。「実のお父さんと娘さんの骨肉の争いといわれていますが、父親として娘へのお気持ちはいかがですか」

   勝久会長は「親子ですから。ここにも長男の専務もいます。やはり、仲良くやってもらいたいというのが親です。社員も子どもたちです。何人かの悪い子どもをつくったと思わざるを得ません」と淡々と述べた。

もはや関係修復は絶望的

   司会の羽鳥慎一「率直にどう思いますか」

   コメンテーターの宮田佳代子(城西国際大学客員教授)「胸にグサ、グサ切られるような気持ちですね。久美子さんは父親の会見を冷静に見ることができたのかどうか。同じ娘として思ってしまいます。父子の愛憎を公の場で出したことが良かったのかどうか。きょうの久美子さんの会見がきのうのお父さんの会見を受けた形になると、ますます泥沼になるのではないでしょうか。よその家庭のことですが、非常に心配になりますね」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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