オランダのドレンテ博物館に展示されている金箔の仏像をCTスキャンにかけたところ、内部にミイラ化された人骨があることが分かった。古代中国文字が書かれた紙切れも納められており話題になっている。
CTスキャンの映像を見ると、座っている仏像とそっくり同じ形で人骨が座っていた。仏像は800年ほど前の11~12世紀に中国で造られたとみられていたが、研究チームがちょっとおかしいとCTスキャンをかけたところ人骨が映し出された。
中国古代文字の紙切れ同封
さらに内視鏡で仏像内部を詳しく調べてみると、内臓はすべて取り除かれミイラ化されていたほか、紙切れもあった。書かれていたのは中国古代文字だった。研究チームは1100年ほど前に、瞑想中に亡くなった中国の高僧のミイラではないかと見ており、DNA鑑定を行っているという。
日本でも即身成仏として敬われているミイラ化した高僧はあるが、仏像の内部に安置されたのは聞いたことがない。司会のは「高僧だったということで末永く保存したかったのでしょうね」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト