増え続ける「無戸籍」出生届出しにくい民法、支援に消極的な自治体窓口・・・だれにも相談できず孤立

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戸籍なくても乳幼児健診、予防接種、小・中学校通学、健康保険

   国谷裕子キャスター「孤立無援の状況に置かれていて、社会もそういう人たちの存在に気づかない。なぜこれほど見えにくくなっているのでしょうか」

   作家の天童荒太はこう話す。「出生届ができなかった親御さんの後ろめたさ、子どもも気づいた時には届けなかったことで罰せられるのではないかという恐れなどで声をあげることができないのでしょう。法改正は重要だけど、戸籍はなくてもとりあえずは乳幼児健診、予防接種、小・中学校通学、健康保険は受けられるんです。そうしたことを支援するように国は自治体に通知しているのだから、すべての自治体で周知徹底されないといけない。自治体の窓口では、相談にみえた無戸籍の人に一言『大変だったね』『大丈夫だよ』とねぎらいの言葉をかけてほしいですね」

   子どもに罪はないはずなのだが、戸籍のない子どもには住民票もなく、いずれは住む場所や仕事が限られ、医療などの行政サービスも受けられない。現実離れした民法をそのままにしておけば、離婚や夫の暴力が増える中で、無戸籍の子どもは増えるばかりだ。

モンブラン

*NHKクローズアップ現代(2015年2月18日放送「戸籍のない子どもたちⅡ どうしたら救えるのか」)

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