あす19日(2015年2月)は旧暦の正月ということで、中国からも春節ウィークを日本で過ごそうという観光客が各地で目立つようになった。しかし、観光もそこそこに、買い物に出かけていく。「爆買」というのだそうで、とにかく何でもかんでも大量に買う。いったいどんなものを爆買していくのか。
中国「春節ウィーク」で『爆買』ツアー殺到!温水便座7つご購入
黒宮千香子レポーターが東京・秋葉原にいた。朝9時、小雪がちらつく中を1台の大型バスが到着した。下りてきた中国からの観光客は「アッキーインターナショナル」という店に吸い込まれていく。外国人観光客にターゲットを絞った免税店で、1号店は中国人専用なのだという。
黒宮「何をお買いになったんですか」
中年の女性客は「炊飯器とセラミックの包丁です」と見せた。別の女性客は「予算は2万元。日本円だと38万円くらいですかね」という。
客たちは小1時間で買い物を済ませ、バスに戻ってきた。
黒宮「この団体だけで温水便座を7つ買って帰るようです」
ダントツ人気は携帯用魔法瓶と爪切りだった。「日本のは質が良くて保温性がいいんです」と、かごに十数本も放り入れていた。
「一番」プリントのTシャツ、食品サンプル付きUSBメモリー、寿司デザインの消しゴム
「アッキーインターナショナル」2号店は中国人以外の観光客向けで、こちらの売れ筋はTシャツ、着物、侍などの置物(フィギュア)だ。「ただ、描かれている絵や人形の顔がみんな洋風なんです」と黒宮が見せた人形は、おめめパッチリ、鼻が高い芸者だった。
ほかにも、道具街の東京・合羽橋ではフランスから来た二人連れが、「カワイイ」と食品サンプルを買い求め、アメリカ人の観光客はおちょこととっくり、のれんなんかも売れるという。
立花胡桃(作家)「日本に行ったんだなあと分かるものがいいんでしょうね。中学校の修学旅行で『日光行ったなあ』というのと同じ...」
宇治原史規(タレント)「わかりやすいものがいいんでしょうね。京大にも京都大学っていうTシャツがありますもん。だれが着るんだろうって思いますけど」
黒宮「Tシャツで中でも人気なのが、背中に『一番』とプリントされたもので、ナンバーワンという意味だと教えられると買うそうです。お寿司柄のTシャツ、お寿司の消しゴム、お寿司の食品サンプルがついているUSBメモリーなんかも喜ばれてます」
司会の羽鳥慎一「どこかに日本を感じられるものなんですね。お寿司柄のTシャツには『アイ ラブ スシ』と書いてあって、ごはん誘うときわかりやすくていいですね」
カズキ