札幌「看板落下で女性重体」30年間まったく安全点検せず!強風でなく人災

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   札幌市の繁華街で15日(2015年2月)、鉄製の看板の一部が落下して頭に直撃を受けた看護助手の女性(21)が意識不明の重体になっている事故は、強風による落下とみられていたが、実は安全点検がまったくされていなかった。

事故1時間半前にも別の部品落下

   落下した看板の一部は、長さ150センチ、縦横30センチの鉄製で、重さは25キロもあった。ボルトで外壁に固定されていたが、看板を出していた「札幌かに本家」の日置達郎社長は、過去30年間に1度も安全点検をしていなかったことを明らかにした。

   落下を目撃した人は、「落ちてきた鉄の塊はかなり錆びていて、これは落ちるだろうなという印象でした」という。落下した1時間半前には、落下したものとは別の部品も落下していて、通行人の通報で店側は異変に気づいていた。しかし、この時は落下物を発見できず、「うちの店ものではないと判断」(副店長)して放置していた。

   司会の小倉智昭「ボルトで留めてあるわけですからね、安全点検しないとこういうことになるわけですよね」

   キャスターの菊川怜「まさか落ちてくるとは思わないですよね」

   起こるべくして起きた人災といえるだろう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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