おいしいお金の話―なかなかよさそうな桐谷広人「株主優待生活」とデパート友の会
それにつけてもカネの欲しさよと、口に出してはため息をつく今日この頃だが、『週刊新潮』にちょっぴりおいしいカネの話が載っている。まずカリスマ投資家で棋士の桐谷広人氏が、株で大きく儲けるのではなく、「株主優待生活」をするのが老後の安心につながると話す。
桐谷氏は3食すべてを優待券で賄っているという。吉野家やマクドナルド、レストランチェーンを展開するコロワイドは申し込むと優待商品を送ってくるという。映画はもちろん、洋服がほしくなったらタカキューの背広がただで手に入る。
もちろん株を購入するための資金はいる。桐谷氏は2000万円あれば、100株ずつでも多くの銘柄をもつことがポイントだという。1万株でも100株でも得られる優待は同じということが多いからだそうだ。
もう一つ。私は知らなかったが、「デパート友の会」に入会することだという。毎月一定額を積み立てると、1年後の満期に1か月分が加算される「デパート積立」。たとえば、1万円ずつ毎月積み立てると1年後には13万円分の買い物ができるのだ。現金ではなく13万円分のデパートの商品を買わなくてはいけないが、年率にすると8・3%になるから、実に高利回りである。
高島屋の「友の会」では、お中元やお歳暮の時期には5%割引券を配るという。積立は5000円から1万円、2万円、5万円というコースがある。5万円コースを2口入っていれば、120万円が1年後に130万になる。ためしに1万円コースでもやってみようと思っている。