旅券返納カメラマン「シリア行きも報道の自由」紛争地で通用しない自己責任

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   強制的に旅券を返納させられた新潟市在住のカメラマン杉本祐一氏(58)がこう外務省を批判した。杉本氏は今月27日にトルコ経由でシリアに入り、アクチャカレ周辺で難民キャンプや国境越しにイスラム国戦闘員の様子を撮影し、さらにクルド軍がイスラム国から奪還したばかりのコバニに入って撮影を続けるという計画だった。これを阻止されたのは、言論・表現の自由の侵害だというわけだ。

外務省「そんなことより日本人の生命が第一です」

   杉本は「旅券を返納しないと『逮捕ということにもなりますよ』と言われた。報道の自由とか、取材の自由とか、表現の自由とか、渡航の自由とかに関わる問題じゃないですかと言うと、『そんなことより日本人の生命が第一です』と言われた。怒りに燃えていますよ」と訴える。

   司会の小倉智昭「海外旅行で何かあるのを想定して、『自分が責任を取ります』と書いてもダメなんでしょうね」

   笠井信輔ニュースデスク「実際に外務省の返納措置を是認する声が出ています」

   自己責任を強調したところで、いったん紛争に巻き込まれたら、自分では責任のとれない事態になることは、湯川さん、後藤さんの人質事件で明らかになっている。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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