節分に売られた恵方巻きの中になんと生の豚肉が入っていた。きのう4日(2015年2月)、名古屋市中区の名古屋三越栄店の地下食品売り場で販売していたことがわかった。
おとといの節分の日に「かつ巻」の名前で1本648円で販売され、午後6時すぎ、納入した食品会社の家族が異変に気づき連絡したが、34本完売したあとだった。マグロのように見えるので、パクリとかじった人もいたかもしれない。
「1点1点を目視して点検はしません」
食品会社によると、具の味噌トンカツを揚げ忘れてしまったというが、揚げたトンカツと揚げていないトンカツの見分けができなかったのか。「これは絶対にわかります」とフードコーディネーターの石橋恵三子さんはいう。「揚げていないのは油が通っていないからパン粉は白い。揚げれば黄金色になります」
フードコーディネーターでなくても、子供だって一目でわかるだろう。不思議だ。食品会社の説明によると、毎年と同じ冷凍トンカツを使っているが、今年は揚げないまま味噌をぬっただけで出したという。名古屋三越は「店頭に納入されたものを1点1点を目視して点検する工程はありません」といっている。
司会の羽鳥慎一「普通は揚げているかどうかは区別できると思いますけどねえ。1点1点目視しないと言いますが、端の切り口を見れば、わかるんじゃないのでしょうか」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト