パネルにでっかく出たのが「怪味」。森圭介アナが「かいみという調味料の名前なんですが、聞いたことありますか」と振ったが、司会の加藤浩次もキャスターのテリー伊藤も首を傾げる。
森「これまで塩麹とか、去年は塩レモンなんてありましたが、今年は怪味がくるかも」 加藤「とうとう来ましたか」(笑い)
材料は「練りゴマ、砂糖、醤油、酢、刻みネギ、花椒、生姜、ラー油、豆板醤、にんにく」
この怪味、とりあえずは鶏のから揚げによく合うのだそうだ。東京・渋谷センター街の専門店「金のとりから」は客が自分で好きなソースをかけられる。「スパイス」「カレー」「レモン」などずらり並んだ中に「怪味」もあった。
客は「酸味もあったがそんなに辛くもない」「食べたことない味」といい、人気ランキングでは目下2位につけている。その能書きには「中国・四川生まれの辛味、酸味、塩味に加え、しびれや香りも加わった深い味わいの怪しいソース」とある。怪味とは中国語で「複雑な味」ということらしい。蒸した鶏に怪味をかけた「怪味鶏」というのが昔からあるのだという。
日本ではまだ市販されているものはないが、作り方はまことに簡単。料理研究家の青木敦子さんが「スッキリ!!」のために作ってみせた。材料は10種類とたしかに多いが「どれもご家庭にあるものばかり」という。練りゴマ(白)、砂糖、醤油、酢、刻みネギ、花椒、生姜、ラー油、豆板醤、にんにく。これをボウルに入れてかき混ぜるだけでできあがりだった。味の核になるのは花椒だという。青木さんは「熟成させる必要もありません。混ぜるだけで完成で、すぐ使えて便利」という。冷蔵庫で1週間は保つそうだ。
スタジオ試食・・・「酸味が強いんだね」
さっそくスタジオで怪味を使った焼うどんを試食する。
杉野真美アナ「酸味!」
おおたわ史絵(内科医)「酸味きますね」
テリー「もうちょっとビリッかと思った」
おおたわ「サラダにもいけそう」
坂口孝則(経営評論家)「中国で食べた味に似ている。入ってたのかもしれない」
森が「これにマヨネーズを入れてコクを出したり、中濃ソースや焼き肉のタレなども合わせられます」という。それじゃあ怪怪味だぜ。