「イスラム国」新要求!後藤・空軍パイロットと死刑囚2人「2対2の交換」

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   イスラム国はヨルダンに収監中のサジダ・リシャウィとは別の死刑囚の釈放も要求していることが分かった。地元紙の「ヨルダンタイムズ」が伝えている。この死刑囚はイラク出身のジャド・カルボリで、イスラム国の前身組織の一つ「イラクの聖戦アルカイダ」のリーダーだったアブムサブ・ザルカウィ(06年に米軍の空爆で死亡)の側近で、モロッコ大使館職員拉致の関与やヨルダン人運転手殺害で死刑の判決が出ている。

   イスラム国側は拘束されているヨルダン空軍のパイロットの釈放の交換条件としているという。

次々変わる条件―イスラム国内部で意見対立?

   後藤健二さんとヨルダン空軍パイロットのモアーズ・カサスベ中尉の2人と死刑囚2人の交換の可能性について、イスラム情勢に詳しい同志社大大学院の内藤正典教授は次のように話す。

「そもそもリシャウィにしても死刑判決を受けて10年そのままになっていたわけです。イスラム国にとってどの程度のインパクトのある人物か不明だし、こういう形で次の人が出たが、要求がこれに留まるのかどうか。
そもそも後藤さんに対しリシャウィの釈放と言っていたので、ヨルダン空軍パイロットに対しリシャウィ+もう一人というのがどこから出てきたのかわからないですね。人質交換に当たって、イスラム国内の意思決定がだいぶ乱れてきているのではないかとも思えます」

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   内藤教授「少なくともリシャウィ対後藤さんという話よりは実現性があるとは思います。ヨルダン側も交渉しやすくなると見えますが、そんな希望的観測をイスラム国側が出したのかどうか極めて疑わしい」

   イスラム国広報部の公式発表を表す「フルカーン」のマークがついた映像が26日(2015年1月)午後6時過ぎにまた発信された。「悔しがって死ね。あと少ししたら・・・」と書かれていた。さらに5時間後にも「カナダ、フランス、オーストラリアで起きたような悲惨な出来事がこれからも続く」とあった。

   内藤教授は「単なる脅し」と一蹴したが、連続テロへの注意が必要だ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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