大阪・高槻市で男が女子高生の顔に劇薬をかけヤケドを負わせる事件があった。目撃した住民の話によると、19日(2015年1月)午前8時過ぎ、商店街の看板の陰に隠れていた男が登校中の女子高生(18)に襲いかかり、引きづり倒したあと覆いかぶさって女子高生の顔めがけスプレー缶の液体を何度も浴びせた。女子校生は「痛い、痛いと」「熱い、熱い」悲鳴を上げてうずくまっていたという。
液体は水酸化ナトリウムで、タンパク質に素早く反応して溶かす。苛性ソーダとも呼ばれている劇薬だ。
犯行直前「異様ないでたち」シリコン製マスクにサングラス
大阪府警は茨木市在住の上村宜弘容疑者(43)を傷害の疑いで逮捕したが、上村は「自分はやっていない」と否認している。しかし、村上は犯行直前、商店街を異様な格好して自転車で行ったり来たりする姿が防犯カメラに映っていた。犯行を隠すつもりだったのか、顔全体をシリコン製のマスクで覆い、サングラスをかけベージュ色の帽子という異様ないでたちだった。
上村は2年前にもこの女子高生に付きまとっていた。女子高生が警察に相談し、上村はストーカー規制法違反容疑で逮捕され有罪判決を受けている。警察は上村が釈放されたあとも月に1~2度の割で女高生に異常はないか確認の電話を入れるケアをしていたが、付きまといがなかったことから親が電話の確認を断り、警察がやめた10日後に事件が起きた。
上村は薬剤師の資格をもっているが、就職先で同僚との折り合いが悪くやめてぶらぶらしていた。母親が働いて収入を得ていたが、その母親がなくなり近所の知人には「寂しい」と漏らしていたという。
司会の羽鳥慎一「女の子にしたらこんな怖いことないですよねえ」
前田典子(モデル)「43歳で18歳の少女にですからね。本当に卑劣ですよ。劇薬を顔にかけるなんて、一生キズになって思い出してしまう」
元共同通信記者の青木理「加害者への確認電話もしないとこの種の事件は防げない気がしますね」