横綱白鵬はきのう25日(2015年1月)の千秋楽に横綱鶴竜を退け、15年全勝で33回目の優勝を達成した。44年ぶりに大鵬の記録を塗り替えた。その優勝インタビューで口にしたのは妻への言葉だった。「まあ、バカかといわれるかも知れませんが、強い男の裏には賢い女性がいると、そんな意味で横綱昇進のとき、口上で使った『精神一到』を教えてくれた賢い奥さんに感謝したいです」
聞いていた矢島里佳の口元がほころぶ。「嫁が、嫁が」といいながら、どことなく恐妻風の司会の加藤浩次も満足げだ。
流産直後の昨年5月場所は優勝会見辞退
森圭介アナが裏話を伝えた。昨年の5月場所で優勝したとき、優勝会見を辞退した。
キャスターのテリー伊藤「あのときちょっと話題になったんだが、実は理由があったんですよね」
森「奥様が流産して、そのことに触れられたくないということで会見を辞退したんです」
きのうも白鵬は「横綱でもありますが、1人の女性を愛している夫でもあります」といった。
森「それだけ家族の絆を大事にしている」
テリー「今場所は13日目で優勝決まったじゃないですか。14、15日目の取り組みがすごかったね。優勝するだけじゃなくて、横綱はどういう風に生きればいいかを身をもって示した。無駄なこと一切しゃべりませんよね。風格がすごい。すばらしい」
横綱になってから内面的にも成長しているのがよく見えた。しかし、あれでまだ29歳なのだから恐れ入る。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト