画面に「44.6%」という円グラフが出た。中山美香リポーターが声を張り上げる。「50歳未満の既婚者で1か月以上性的な接触がない、いわゆるセックスレスの割合なんです」
日本家族計画協会の調べだそうで、セックスレスの割合は年々増えていて、昨年(2014年)はついに44.6%に達したのだ。10年前に比べて12.7ポイント増えたという。
「信じられない。最悪」「週に2回はする」外国人ビックリ
中山は街で既婚者90人に聞いた。「1か月以上」のセックスレスは90人中77人もいた。「どれくらいなければセックスレスと呼ぶか」には、女性は「1年」という答えがいちばん多かったが、男性は「1か月」。なかに「3か月ない」という人もいた。
自分がセックスレスだと感じている人に、「積極的になれない理由」を問うと、一番多かったのは、男女とも「面倒臭い」で、女性は「子育て」、男性は「仕事」に忙しいからだという。女性は「子どもを産んでからやることが多い」「疲れちゃって」「仕事をしてるとね」。男性は「飽きちゃった。でも愛してます」「子どもが起きるから」
そこで外国人に聞いたら、「信じられない。最悪」「週に2回はする」「セックスはカップルの誓いだ」「子どもができてもセックスはOK」「親のプライベート」「フランスにはセックスレスという言葉はない」。白髪のインド人は「いまは週に1度か2度。若い頃はもっと」
日本家族計画協会「セックスするとストレスにも強くなります」
日本家族計画協会の北村邦夫理事長(産婦人科医)は「オキシトシンというラブホルモンは触れ合いで高まります。するとストレスに強くなる。生きる意欲が強くなるんです。触れ合いのチャンスは失ってはいけません」という。
では、どうしたらスキンシップは増えるか。女性は「太らない」「お互いいいとこ探しを」「ケンカが大事。仲直りがセックス」。フランス人カップルは「ベビーシッターは大事。レストランへいくと夫婦が男女に戻れる」といった。なるほど。
キャスターのテリー伊藤「フランスの人はすごいね。参考になるこという」
菊地幸夫(弁護士)「仕事で会う人たち(離婚)は(セックスレスが)多い。でも、一方で不倫は多い。奥さんはダメだが他の女はいい」
司会の加藤浩次「逆もあるんでしょ」
テリー「飽きたといってた人がいたね」
加藤「ベビーシッターといってました。ここが大きいと思う。日本では、子どもがかわいそうとかなる」
テリー「いろんなこといってたが、その奥にあるのはセックスが楽しくないということ。楽しければ徹夜のあとでもする。どう盛り上げていくかだ」
香山リカ(精神科医)「生活の中にそれが入る余地がないということですかね」
加藤が「男は傷つきやすい。奥さんを誘って断られたら傷つく」といって気がついた。「ボクだけかもしれない」
菊地「傷つきますよ。依怙地になったりして」
加藤「どうしても自分の話になる」