オーストリアで行われているスノーボードの世界選手権の女子スロープスタイルで、鬼塚雅選手が初優勝した。日本選手の金メダルは2009年の男子ハーフパイプの青野令以来2人目だ。16歳3か月は男女を通じてスノボW杯の史上最年少だ。
最高難度CAB900ビシッと決めて高得点
スロープスタイルはハーフパイプと違って、長いダウンヒルの途中のレールやジャンプ台で何度も空中姿勢(エア)を競い合うもので、鬼塚は19日(2015年1月)の予選は2位通過だったが、21日の6人による決勝では2回目に92.50の最高得点をあげ快勝した。
最初のエアで決めたCAB900と呼ばれる、女子のワザでは最高難度の2回転半が圧巻だった。高得点を狙った3回目では尻餅をついて得点を伸ばせなかったが、2回目のエアの『貯金』があった。鬼塚は「優勝も嬉しいんですけど、いちばんやりたかったCAB900ができたのが嬉しかったです。着地できたのが・・・」と話す。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト