イスラム国が日本人人質の湯川遥菜さんと後藤健二さんの殺害予告のタイムリミットが迫っているが、同じくイスラム国に拘束され、昨年4月(2014年)に解放されたフランス人ジャーナリストのニコラ・エナンさんが拘束中の生活について語った。
拘束されていた場所は光も入らない地下室だった。そこに10人近くが押し込められ、横になると1人あたり縦2メートル、横50センチメートル程度のスペースしかなかった。食料は最低限しか与えられず、1日2回、肉やマグロの缶詰が配られるだけだったという。
拘束中、外部の情報はまったく得られず、「殺されるのか、移動させられるのか、解放されるのかまったくわからない」状況だった。
後藤さん家族に昨年11月に身代金要求メール
湯川さん、後藤さんも同じような状態に置かれていると考えられるが、その後父さんの家族に昨年11月(2014年)に、イスラム国から身代金を要求するメールが届いていたことが明らかになった。
笠井信輔ニュースデスク「そうなると、日本政府はどの時点で拉致を知ったのかが問題になりますよね。今回、急にバタバタ動いているように見えますが、そのへんはどうなのでしょうか」