「交渉期間短く要求額高いのが心配」イスラム国の人質だった仏ジャーナリスト

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「イスラム国」活動資金の20%は身代金

   政府はさまざまなルートで交渉の糸口を探している。去年(2013年)、イスラム国を取材したフリージャーナリスト常岡浩介氏は「カギはトルコです。トルコの諜報機関はイスラム国と水面下で交渉して人質全員を解放させたという実績があります。トルコ当局に協力を仰ぐことを是非やるべきことだと思います」と語る。

   敬愛大学の水口章教授は「解放のキーパーソン」として「宗教指導者と地元の部族長」をあげ、「イスラム国の弱いところ」は資金だと指摘する。「活動資金が苦しくなってきていると思います。予算的には20億ドルぐらいですが、そのうち20%は人質を取った資金なんです。ですから、これからも人質を取っていくことも考えられます」

   司会の夏目三久「ということは、身代金の支払いが解放への道となるのでしょうか」

   水口「そうですね。直接行うのは今の状況では難しいですが、過去の外国の様子だと、後から支払ってその地域の開発などの名目で支払っていくという形は見られます」

   アナウンサーの井上貴博「表向きは直接渡してはいないということですか」

   水口「そうですね、はい」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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