交渉ルートほとんどなし
キャスターのテリー伊藤「安倍首相は身代金は拒否したわけですが、その状況の中で2人をどう助けるか...」
現代イスラム研究センターの宮田律・理事長は「安倍首相の難民支援策などの表明をイスラム国は違った見方で受け止めたということでしょう」という。
宮崎哲弥(評論家)「資金が枯渇していて金が欲しいという見方がありますが・・・」
宮田「従来から湾岸諸国の富裕層からの献金とイラクの原油の密輸で成り立っているんです。今回の行動は資金だけの話ではないと思いますね」
司会の加藤浩次「いままでの人質については金額をいわなかった。今回は金額を出していますよね」
宮田「安倍総理の額が具体的だったので、それを受けてのことだと思うが、アラブ流は高く吹っかけるのが当たり前」
テリー「安倍さんは非軍事活動に使うようにと明言はしている。もう1度言ってもいいんじゃないですか」
加藤「そういうのを、十字軍といわれてもねぇ」
テリー「びた一文でも出したらテロ活動に使われるから出せない。どうしたらいい? 交渉は可能?」
宮田「国際社会の手前、やるとしても水面下でやらざるをえないですよね。湯川さんでもシリアに交渉ルートはあったらしい」
加藤「それでもだめだったのが、今回さらに難しくなったということでしょうね」
宮田「希望的観測だが、欧米につくなというメッセージかもしれない。それだったらもしかすると助かるかも」
まさに希望的でしかなさそうだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト