インターネットの動画投稿サイトに異物混入や万引の様子を投稿して逃げていた少年(19)は18日(2015年1月)、滋賀県のJR米原駅で逮捕された。警視庁の調べによると、爪楊枝混入や万引き映像は少年が持参したもので偽装した可能性が高く、逮捕容疑は不正な目的で店に侵入した建造物侵入の疑いだった。
本物の犯罪者になる度胸はなく・・・
いったい何の目的で映像を偽装し、逃走中も投稿しつづけたのか。今回、最初に動画投稿サイトに投稿したのは昨年12月14日、13年にネット上で殺人予告をして少年院に送致された経歴や生活状況を投稿したのが始まりだった。この時は再生回数は伸びなかった。このため投稿映像をエスカレートさせていったと見られる。
少年の行動について、少年犯罪に詳しいステップ総合研究所の清水賢二会長は「本当の犯罪者になるつもりはなくて、いわゆる『ごっこ遊び』をしたかっただけではないか」とみる。
司会の羽鳥慎一「こんなに世の中を騒がせられるんだと分かって、今後も出てくる可能性があると思いますね。規制強化する必要がありますよ」
青木理(元共同通信記者)「悪質ないたずらだけど、どう歯止めをかければいいか。表現の自由もあるわけで規制するのは難しい」
表現の自由は大切だが、こんな悪質な「ごっこ遊び」まで表現の自由をタテマエに野放し、その度に翻弄されたのでは世の中の秩序は滅茶苦茶になる。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト