昨年(2014年)の卓球ワールドツアーのグランドファイナルで日本人初の優勝を果たした伊藤美誠、平野美宇の中学生ペアが、きのう15日(2015年1月)の全日本選手権のジュニア・シングルス準決勝で初めて対決した。
さすがに両者とも一歩も譲らず、2-2のあと最終ゲームまでもつれ、最初のマッチポイントを平野が迎えたが、伊藤がねばってはね返し、最後は伊藤が取った。伊藤はその後の決勝も勝って初優勝した。
世界ランキング(15歳以下)トップ3は日本の14歳が独占
伊藤の母親の美乃りさんも卓球選手で、美誠さんを2歳から鍛えた。5歳のときの映像があったが、同じよう な選手はたくさんいるらしい。全日本でもジュニア(高校2年生以下)の4強を中学生が占めた。
15歳以下の世界ランキングで伊藤は2位。1位が平野だ。3位はきのうの決勝で伊藤に敗れた早田ひな。14歳が世界のトップ3を占める。合い言葉は「オリンピックでの優勝」だ。
ジュニア世代の躍進には理由があった。日本卓球連盟が2000年くらいから始めた組織的なジュニア強化策が見を結びつつあるのだという。有望な子どもたちを集めて刺激的な合宿などを行うほか、指導者のレベルアップも有効だった。2000年はちょうど彼女たちが生まれた年だ。
司会の加藤浩次「ダブルスではコンビを組んでも、シングルスではライバル。わかるけどね。お母さんの鍛え方もすごい」
大竹真レポーター「家が合宿所みたいなものですからね」
加藤「オリンピックが楽しみですね」
菊地幸夫(弁護士)「裾野を広げることとトップを育てることがかみあってるんだと思いますね」