フランス連続テロ事件の関連ニュースが続いた。きのう15日(2015年1月)、「シャルリー・エブド」襲撃で犠牲となった風刺画家ベルナール・ベラク氏(58)の葬儀があり、参列者は「怖くないと言ったけど、本当は怖い。彼にハグしてもらいたい」(同僚の女性)、「彼は世界を良くしようとした」(知人の男性)と思いをかみしめた。
フランスではイスラム教徒への嫌がらせ頻発
フランス国内ではイスラム教徒への嫌がらせが頻発している。モスクにナチスのカギ十字が落書きされたり、イスラム教徒が不浄とする豚の頭が置かれたりもした。フェイスブックでテロを礼賛したとして風刺芸人が一時拘束された。オランド大統領は国民の連帯を呼びかけるが、表現の自由をめぐってどこで線を引くかでフランスは大揺れだ。
ローマ教皇のフランシスコ法王は15日(2015年1月)、「他人の信仰を侮辱してはならない」と発言し、表現の自由には限界があると戒めた。
シリアから帰国し自動小銃で武装
キャスターの齋藤孝「冷静が保たれるといいな。信仰を侮辱する行為はある種のヘイトスピーチだという意見もあります。カトリックの総本山である法王の発言で対立構造が浅くなればいいですね」
井上貴博アナ「ローマ法王は神の名の下で殺人を犯すのは違法行為だとも述べています」
ベルギーでは東部の住宅街でテロ組織のアジトと見られる家を捜索しようとした警察官に男らが発砲、容疑者側の2人が死亡し1人が逮捕された。警察官や市民にけがはなかったが、家の中からは自動小銃などが多数見つかった。男らはシリアから帰国しており、数日以内にベルギー国内でテロを計画していたという。