「きょうの中国(ネタ)です」と司会の小倉智昭が取り上げたのは、子ども3人を連れた母親が「子どもを買ってください」というチラシを持っている写真だ。中国福建省で先月(2014年12月)であった話だという。
小倉「この女性は路上で4時間わたり泣き叫びながら訴えたということなんですが、女性の夫は大けがを負って手術のために10万元(約180万円)が必要になったためというのです」
この1件が報道されると、女性のところには5日間で2300万円以上もの寄付が集まったという。なかには200万円を届けた人もいたというから、「中国の格差は大きいんですね」(小倉智昭)
北京の『名人』は月の数十万円の稼ぎ
実は中国では物乞いビジネスが盛んで、大稼ぎする「プロ」もいるという。北京で「名人」と呼ばれる老人は、物乞いで月に18万円から54万円も稼ぎ、故郷に2階建の住宅を建てたり、3人の孫を大学に通わせているという。
また、哀れを誘うために子供を1日いくらで貸す商売もあるそうだが、これは中国に限らず、ロシアやアフリカ、中南米でも見かける光景だ。