健康に気を使う向きには気になるニュースだろう。1990年代は青汁、2014年はグリーンスムージーという野菜や果物汁だったが、さて2015年は何か。ブレーク目前が「コールドプレスジュース」なんだという。司会の加藤浩次は興味なさそう。香山リカ(精神科医)も「聞いたことない」。「なんだかわかりますか」と森圭介アナが「アメリカではすでに人気なんです」と見せた写真は、マドンナとミランダ・カー。ともにペットボトルよりは高級そうなボトルを持っている。マドンナのは中身が白っぽく、カーのは濃い緑色だ。
森「アメリカでは専門店ができているし、スタバでも展開し始めています」
スーパーにボトルが並んでいる写真もあった。日本で流行するのも時間の問題だと思ったら、東京・代官山や六本木にはもうあった。それも専門店が続々という。
山盛りの野菜と果物を「コールド」(冷たいまま)で「プレス」(圧搾)
代官山の住宅街にあるコールドプレスジュースの専門店「クレンジングカフェ代官山」をリポーターの中山美香が訪れた。昨年8月オープンだという。
30代の女性客は「野菜が嫌いなんですが、これはフルーツの味がけっこう強いので飲みやすいですよ。モデルの友だちが飲んでいると聞いて試してみたと話す。10代の女性は「ニキビができやすい肌質だったけど、変わって、肌がきれいになった」
どんなものかというと、野菜や果物をほどほどに切って圧搾して絞ったジュースだ。水は加えない。熱も加えないので「コールド」、圧搾で「プレス」と、名前はまんまである。できたジュースはサラサラしている。ドロドロしているミキサーのジュースとははっきり違う。
この店では5種類のブレンドがあり、注文すると目の前でつくってくれる。中山が試したのは一番人気の「エメラルド」だ。小松菜がベースと聞くとオエッとなりそうだが、そのお味は?
中山「ホントだ。野菜とかフルーツの甘味とか風味がもの凄い濃いんですけど、飲み口はサラサラですね」
一般のカフェでいうとミディアムサイズだが、「1080円になってます」と高い。「お野菜がすごく入っているので」とマネージャーの女性はいう。1杯400ミリリットルに1キロ以上の野菜を使う。その写真を見るとすごい。大皿いっぱいにリンゴ、レモン、グレープフルーツ、セロリ、パセリ、きゅうりが山になっていて、小松菜とキャベツは向こう側で見えない。
中山「1杯分の材料をスーパーで買うと1300円くらいにつくんだそうです」
キャスターのテリー伊藤「それじゃあ、この値段もしかたない」
加藤「プレスだから量があんまりとれないのかな」