「逸ノ城、甘いぞ」
横綱・白鵬が苦言を呈した。大相撲初場所の初日を11日(2015年1月)に控え、きのう7日に東京都墨田区の時津風部屋で出稽古があったが、関脇・逸ノ城は肩と腰に痛みがあるとして、白鵬も来ていたのに申し合いをしなかった。それを見て、白鵬は逸ノ城を呼びだし、稽古の大切さについて説教した。
「肩が痛くて...」
横綱中心に熱を帯びた稽古が行われたが、逸ノ城は片隅で見つめるだけだ。白鵬に水をつける場面があったが、土俵には上がらなかった。白鵬は終わって報道陣に「痛みで大事を取ることも大事だけど、今やっておかないと今後に響きますし。まあ、まだ若いね。考え方がまだ甘い」と語った。
逸ノ城は記者に聞かれ「肩が痛くて...」
「病院に行きましたか」
「行ってないです」
「きょう行くんですか」
「きょう、なんとかしたいです」
言葉も表情も浮かなそうな様子だった。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト