相次いで異物が混入が見つかっているマクドナルドで、今度はなんとヒトの歯と思われるものが出てきた。「マクドナルドは昨年(2014年)、客から指摘を受け謝罪していたことがJNNの取材で明らかになりました」と井上貴博アナウンサーが伝えた。
「年代、部位は特定できず、混入経路も不明」
歯と見られる異物は昨年8月26日、客が大阪府河内長野市内の店舗で買ったものだ。ビッグマックセットを購入し、マックフライポテトを食べたところ、乳白色の異物を発見した。その日のうちに店舗に連絡し、店長は調査のため異物を持ち帰った。
客あての9月16日付(2014年)の日本マクドナルドの文書によると、マクドナルドは「心よりお詫び申し上げます」と謝罪した上で、異物を外部機関で調査したところ、ヒトの歯の破片で年代や部位は特定できないとしている。
店長は客に「異物はフライされていた」と説明しているが、JNNに対しては「工場の製造過程や店舗で混入した可能性が低く、混入経路は不明」としている。
購入客「最初の店長が謝っただけ」
購入した客に聞くと、「謝罪は最初に店長が来た時に謝っただけです。原因や今後どうしていくという点については、ほとんど話がありませんでした。小さい子供がいるので、喉を詰まらせたらと思うとすごく怖いので、きちんと公表してほしい」と話していた。
井上「これがマクドナルドが客に向けた報告書です。調査結果を載せていますが、いったいどの段階で歯が入ったのか、誰の歯なのか、そういうことはわからないとしています」
マクドナルドの異物混入ではチキンナゲットが青森県三沢市の三沢店や東京都江東区の東陽町駅前店の販売でも見つかり、東陽町駅前店では客から預かったビニール片を紛失するなど、基本的なミスが起きている。いったいどうしたのか。