日本マクドナルドはきのう5日(2015年1月)、青森県内で販売されたチキンナゲットにビニール片のようなものが混入していたと発表した。タイの工場で混入があったらしい。
公表された写真では、半分かじったナゲットから青色で細長いビニールのようなものが3センチほど垂れ下がっている。発見した男性によると、かじったときに引っ張られるような感じがしてわかったという。ナゲットはチキンをミンチにしており、その過程で入ったことは明らかだ。
中国から製造工場移したのに...
マックドナルドは同じ工場で同じ日に製造した製品の販売を止めたが、該当するのは約95万個で、99%が既に販売されていたという。男性は3日に20個入りを3箱、計60個を買って4人で食べ始めたところだった。「なんじゃこりゃと一気に食欲をなくしました。みんな好きだったので、ショックですよ」と話す。
これとは別に、昨年の大晦日に東京・江東区の東陽町駅前店で、店内でチキンナゲットを食べた客から「異物があっと」と訴えがあったこともわかった。見つかったのは5ミリほどの乳白色のビニール様だったが、訴えを受けた店員は異物を紛失してしまっていた。店に訴えた客が青森の事件を知って問い合わせ、初めて本部が把握した。本部は青森のケースとは別とみている。
マックのチキンナゲットは中国で35%、タイで65%が作られていたが、昨年7月に中国で期限切れ肉の使用が発覚してすべてタイに切り替えていた。工場はタイ企業の運営で、衛生管理もきちんとしており、チェックも頻繁におこなわれているという。
工場へ入るにはヘアキャップ、マスク、作業服、手袋、長靴を着用する。製品が床に落ちても、拾うのは色の違う着衣の清掃専門の社員だけ。異物混入を チェックするのはピンクのキャップをかぶった品質管理担当とかなり厳密だ。