年明けとともに食料品の値上げラッシュが始まった。司会の夏目三久が食品でいっぱいになったスーパーのかご2つ乗せたカートを押してきて、「カートの中を見てください。これすべて今月に値上がりするものなのです」と見せる。
かごの中は即席めん、パスタ、食用油、テッシュペーパーなどの紙製品でいっぱいだ。「これだけでも家計には大打撃ですが、これからまだまだ上がります。来月にかけては冷凍食品、カレールー、レトルトカレー、3月にはアイスクリーム、紅茶、おそば...。毎日いただくものばかりです」
日清食品のカップヌードルは170円から180円、ハウス食品「バーモントカレー」は295円から318円、そのほかパスタは5~8%、デザート類8%、レトルト食品10%の値上げだ。カゴメは4月出荷分からトマトケチャップを25年ぶりに4~13%の値上げを予定している。
冷蔵庫の中をスマホで撮れ
値上がりは円安による原材料費の高騰が原因で、こうなったら自衛するしかないと、家計防衛スペシャリストの荻原博子さんはこんな対策をアドバイスする。まずは「財布には使うお金だけを入れること」。予算の範囲内でしか買い物をせず、むだを減らせるという。
買い物するときは「カートを使わずにカゴを手に持って」。重くなったら買わないためだ。さらに「冷蔵庫の中を携帯電話で撮って、中身を確かめておく」。いっぱいなら買い物に行かなくてよい。ダブって買い物しないように、ないものだけを買う。電子チラシを登録するスマホアプリを活用して、余分な買い物を防ぐことも有効という。
コメンテーターの脳科学者・中野信子「安売りしているとついうっかり買ってしまいますからね」
お父さんお小遣いは減らすな
井上貴博アナ「荻原さんは『空腹時に買い物をしない。アメをなめたりガムを噛みながら』といっていました。また、パンより米。小麦価格は上がっていますが、国産米は下がっているからだそうです」
ただし、お父さんのおこずかいは絶対に減らすなという。「お父さんは会社で経費節減などに取り組んでいるので、実は節約について結構知識があるんです。家計の負担増を訴えれば、このままでは小遣いが減ると気付いて、車の買い替えや保険の見直しなど大局的な対策を考えてくれます。そのためには、真っ先にお父さんの小遣いを減らすのは得策ではないそうです」(井上アナ)
キャスターの齋藤孝や男性アナたちは嬉しそうにウンウンとうなずいていた。