箱根駅伝ぶっちぎり青学大「チャラさ生かす10年作戦」常識破りのトレーニング

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   箱根駅伝を制したのは青山学院大だった。今回から5区と6区にコース変更があって距離が約40メートル伸びたが、10時間49分27秒は88回大会で東洋大がマークした最高記録より2分以上速いぶっちぎりの優勝だった。

陸上だって明るく楽しくやろう

   青学大の原晋監督、キャプテンの藤川拓也選手、箱根の登りでタイ記録を出した神野大地選手がスタジオで「番狂わせの優勝」の秘密を語った。わくわく大作戦」だ。

   箱根駅伝出場は今回が20回目だが、原が監督になったのは2004年だ。まず3年から5年で箱根駅伝出場をはたし、8年でシード入り、10年で優勝をねらうという戦略をたてた。しかし、当初は予選落ちが続いた。06年には廃部の危機もあったが、09年に33年ぶりに箱根に出ることができた。10年にシード入り、12年と14年は5位になった。

   最先端の体幹トレーニングをとりいれ、新手法で陸上界の常識を破った。同時に選手とのコミュニケーションも変わった。 「チャラい」を生かそうだ。原監督はこう話した。「青学は『チャラい』とかいわれるが、最大のほめ言葉だと思っている」。青学出身者には、サザンオールスターズの桑田佳祐、俳優の高橋克典、寺島しのぶらがいる。「チャラい」かもしれないが、陸上チームのカラーは明るい。これがどうやら生きたということらしい。

青山の可愛い子たちにモテモテ...新「山の神」

   司会の加藤浩次「10年計画というのはすごいけど、最先端というのは時間が経つと間違っていたということもありうるんですよね」

   原監督「それはありうる。でも、常に最先端であることは重要だと思います」

   藤川主将も「新しいことでも楽しく取り組めるようなことが多いので、ついて行ったら結果が出ることはわかっていた」と話す。

   監督は選手と一緒の寮暮らしだという。夜は酒を飲んで勝手なこともいうらしい。取材に出かけた杉野真美アナは「選手の方々がホントに明るくて、ありがとうございました」という。監督は「寮は監獄じゃない。憩いのオアシス」といった。

   5区山登りで、新たな『山の神』となった神野選手をキャスターのテリー伊藤が「青山には可愛い子がいっぱいいるから人気者になるよ」と冷やかす。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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