お笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱が今月19日(2015年1月)に東京・下北沢駅前劇場で復活ライブをすることになったと、けさ(5日)のスポーツ紙が一斉に報じた。淫行問題で芸能界を引退して8年半。相方であった加藤浩次はいまや「スッキリ!!」の司会として定着しているが、いまなお「極楽とんぼ」への思いはあるという。
下北沢駅前で一人でビラ配り
山本はきのうひとりで下北沢駅前でビラを配った。ビラは山本の手書きで、「山本圭壱お笑いLIVE 出演者極楽とんぼ山本圭壱」「2015年1月19日(月)下北沢駅前劇場 19:00開場 19:30開演」とある。そのあとに、「料金:終演後、私、山本圭壱がざるを持ってロビーに立ちますので、お客さまのご厚意を投げ銭として反映させて頂けますと望外です」とあり、ここに赤くアンダーラインが引いてあった。予約は山本のホームページで、受付締め切りは「12日(月)23:59」
加藤は「明けましておめでとうございます」と挨拶したあと、「すいません、最初の話題がこれで」と頭を下げた。
キャスターのテリー伊藤「いいと思いますよ。お客さんと話もできる」
加藤は「8年半の間、話をしてきました。一般の仕事をしていたが、やっぱり戻りたいと。ただ、本人は自分がどこまでできるのか、会社とかボクとかの手を借りず、自分1人の力でライブをやってみたいといっているので、その意向をボクは尊重しました。ここからだと思うんですよね」という。
劇場も自分で借りて、自分でビラを配って告知してと、すべて自分でやっているのだという。加藤は「ボク自身もいつかまたふたりでやりたいと思っている」という。
淫行事件でコンビ解散
かつて、「極楽とんぼ」では山本が「面白い方」、加藤は「面白くない方」だった。生活や振る舞いも対照的で、山本は金遣いも荒く、後輩をひきつれて歩いた。野球に熱心で、萩本欽一の「ゴールデンゴールズ」に参加したが、06年その遠征で訪れた北海道で少女とのトラブルを起こし、吉本興業がコンビを解散させ、山本は芸能界を去っていた。
テリー「加藤さんと話していても、極楽とんぼやりたいとずっといってましたよね。極楽とんぼにはそれだけ思いがある」
加藤「彼がああいう形でこの世界から去ってしまいましたので、許していただけない方もいらっしゃるかもしれないが、ボクはコンビが途中で終わってしまったのが、納得いかない部分がある。もう1回やって、どうなのか決着をつけたいんです」
テリー「離れたあと、加藤さんは頑張って大きくなった。山本もがんばってほしいね」
勝谷誠彦(コラムニスト)「この番組、何年もやってきて、一番ニュースらしいニュースを見たよ。あのとき会社は冷たかったけど、今の君の話を聞いてわかった。そういうことなら応援する」
山本を慕う後輩は多く、ロンドンブーツ1号2号の田村淳は、「この日をまってました!」とツイッターした。
駅前劇場は収容が100人程度ということで、はやくも入場券の入手が困難な状況だという。