演歌の星・福田こうへい「出演禁止の仮処分」?契約期間で事務所対立

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   このところ低調な演歌の世界で、レコード大賞新人賞や紅白連続出場で気をはく福田こうへい(38)が、所属事務所から債務不履行で訴えられるという。岩手出身で岩手にある事務所に長年所属していたが、契約期間をめぐって2つの事務所の間で食い違いがあるらしい。

「南部蝉しぐれ」大ヒット!岩手と東京で奪い合い

   おととい24日(2014年12月)、メディアに送られてきた東京事務所からのファクス内容は厳しい。「福田こうへいの度重なる債務不履行に対して、話し合いに応じるよう務めてまいりましたが、本人にその意思はないと判断し、法的手続きを開始いたしますことをご報告」とある。

   東京事務所は「岩手サイドとの契約期間の認識に相違がある」と説明するだけで、詳しいことは「裁判だから」と明らかにしない。これも変な話だが、要はデビュー前からの所属事務所(岩手)とデビュー後の東京事務所との契約のことらしい。

   福田は5歳から民謡を始め、数々の賞を受けたが、歌手としては呉服店の営業マンをしながらの苦しい時代が続いた。これをサポートしたのが岩手の事務所だった。12年6月に日本民謡フェスティバルでグランプリを受賞し、その4か月後に「南部蝉しぐれ」でデビューした。3万枚で大ヒットという演歌界で、これまでに28万枚というビッグヒットとなった。

   去年は日本レコード大賞新人賞を受賞して、NHK紅白歌合戦にも出場した。今年4月の「峠越え」も15万枚を超え、紅白連続出場が決まっている。民謡で鍛えた伸びのある歌声を、北島三郎が「歌謡界の宝」と絶賛したという久々の逸材だ。

   デビュー後の売り出しを担ったのが東京事務所で、契約期間は「2015年12月31日」までという。にもかかわらず、年明けに事務所が知らないコンサートなどのスケジュールが動いている。これについて福田に話し合いを申し入れたが、応じないのだという。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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