「オランウータンに人権認める」アルゼンチンの裁判所が判決!動物園から解放せよ

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   アルゼンチンの裁判所で「ちょっとオドロキの判決」(木下康太郎アナ)が出た。動物園で飼われているオランウータンが違法に自由を奪われているとして、動物愛護団体が解放を求めていた裁判で、オランウータンの「人権」を認め、解放するよう命じる判決が下ったのだ。

米国ではチンパンジーの人権否定「法的義務はたせない」

   裁判を起こした動物愛護団体「AFADA」は、「ブエノスアイレスの動物園にいるオランウータン女性29歳のサンドラさんは不当に監禁されており、うつ病の兆候も見られる」と訴え、解放して森で仲間と一緒に暮らせるようにするべきだと主張していた。

   裁判所は類人猿であるオランウータンは人間ではないものの人格はあると認め、人間同様の権利と自由を享受すべき存在だとした。さらに、動物園から解放しブラジルの動物保護区に移すよう命じた。

   同様の裁判は各地で起きており、アメリカでは動物園のチンパンジーの解放を求める訴訟があった。しかし、判決でチンパンジーは人間のようには法的義務や社会的責任を果たせないため、人権は認められず、解放する必要もないというものだった。

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