大晦日恒例のプロボクシングの試合が今年(2014年)も行われるが、モデルとボクサーの二刀流のアスリート、高野人母美(たかの・ともみ=27)も女子スーパーフライ級でリングに上がる。スポーツ担当アナの石井大裕が紹介した。
2013年、高野はスーパーモデルインターナショナル日本代表で、モデルとして実績もあるが、リングでは勇猛果敢な闘志を見せる。子供の頃から水泳やサッカーなどスポーツ少女だったが、ボクシングに入ったのは4年前だった。すでにモデル活動を始めていたが、初めてボクシングの試合を見て、その魅力に取りつかれた。
「初めて試合を見て取りつかれました。翌日ジム入門」
ボクシングのどこに取りつかれたのか。高野はこう語る。「後楽園で試合を見たとき、こんな素晴らしいものかと衝撃がありました。すごくかっこいいと思いました。これで自分の人生を試してみよう、どこまでいけるかやってみようと決意しました」
次の日、さっそくジムに入門。父もびっくりしたという。「モデルだけでいいと思っていたので、ボクシングはモデルで有名になるための手段かなと思ったのですが、今はメーンがボクサーですから」
周囲の心配をよそにプロデビューから1年半で7戦6勝(5KO)1敗と順調にキャリアを積み重ねている。「決して中途半端ではリングに上がれないので、いろんな声がありますが、やっていることは本気です。女子もすごいんだなと思わせたいですね」という。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト