美味しい真冬の北海道・十勝「スイーツ天国」!ええっ、南国マンゴーいまが旬!?

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   「JAPAなび」コーナーで篠山輝信(俳優)が北海道の十勝・帯広地方をレポートした。十勝地方は知る人ぞ知るスイーツ天国なのだ。「材料の牛乳、砂糖、小麦、小豆、じゃがいも、枝豆などはすべて地元で生産されます。お菓子メーカが60社以上もあります」

   札幌放送局の鈴木貴彦アナは誇らしげに伝えた。

冬の雪と温泉でハウス内の季節を逆転!1個5万円

   広い平原や畑ばかりの中にぽつんと白い壁のお菓子工房がある。菓子職人の甲賀静香さんはここでクッキーを作っている。甲賀さんの焼くクッキーはノートほどの大きさで、青い空、白い雲、緑の針葉樹、小麦色の畑が描かれている。

「ゴッホの絵みたいですね。食べるより飾っておきたい」と言う篠山に、甲賀さんは「絵を見て堪能したら、食べて十勝を味わってください。クッキーはこの地方の味が詰まっていますので」

   驚くなかれ、音更町のハウスでは南国フルーツのマンゴーが栽培されていた。しかも、冬のいまが旬だという。栽培しているのは中川祐之さんだ。ハウスの中ではマンゴーがたわわに実っていた。

「最初は馬鹿者とか、やめろなど罵倒されました。でも、12月はお歳暮やクリスマス、正月に合わせた出荷時期です。宮崎や沖縄ではこの時期にはマンゴーはとれないので、高い値が付きます」

   どうやって栽培するのか。マンゴーは春に花が咲き夏に実を付ける。中川さんは季節を逆転させたのだ。ハウス内を夏は気温を下げ、冬に上げる。燃料は使わない。冬に降った雪を貯めておいて夏にハウスに運んで室温を下げ、秋から冬には地元の温泉を引いてきて土の中を通す。全国の有名店からの注文で、1個5万円の値段が付く。

   鈴木アナ「中川さんはマンゴーができるのなら、パパイヤもパイナップルもできると思うと言っています。

「ばんえい競馬」の敷きワラも活用!食料自給率1100%

   帯広といえば「ばんえい競馬」だ。頑強な馬がそりを引いて競う。その馬たちが使った寝床の敷きワラも利用されている。市内の工場に運ばれて、マッシュルーム栽培の菌床とするのだ。とにかく、十勝・帯広地方は豊かで、何でも地元で間に合う。食料自給率は1100%だ。

(磯G)

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