「9時ッス!!」コーナーで森圭介アナが女性用のバッグを見せて、「いま女性のバッグの持ち方に変化が起ってます」と伝える。街行く女性たちを見ても、たしかにそうだ。大きいのと小さいのと2つ持っている。司会の加藤浩次は「荷物が増えたってことですか。一つにまとめればいいのに」というが、そういうことじゃなかった。
「それぞれに入れるものが違う」
若い女性に聞いてみると、「小ちゃいバッグの出番をつくりたい。小さいバッグを持ちたい」と話す。
「ひとつにまとめちゃダメなんですか」
「ダメです。小さいのが大事」
小さいものにはクラッチ、チェーン、ミニボストンなどいろいろある。大きい方もトートバッグなど、いわばずだ袋から本格派までいろいろ。どう使い分けるのかというと、「ケータイやリップクリームは小さい方に、大きい方には授業の道具とか」「大きい方を置いて、小さい方だけでちょっとお出かけとか」―そういうことらしい。とにかくひとつは小さいのだ。
ファッション雑誌が「バッグ2つ持ち」を特集したりで、当然、製品の作り方も変わった。クラッチバッグにストラップがついて、同じデザインの大型とセットとか、同じタイプで大中小をそろえたり。大きなバッグに引っ掛けるミニバッグとか―。
しかも、若い女性だけではなく年配の女性でもやっている。というか、なかには昔からこれだったという人もいる。女性は手で持ち歩くのをあまり苦にしないようだ。「お洒落は我慢」という人もいた。
森「荷物の量にバッグをあわせるんじゃなくて、小さいバッグありき」
加藤「俺にはわからない。ポケットを最大限利用する派だから」
「1つだとどこに何を入れたかわからなくなるので...」
杉野真美アナがバッグを2つ持って、「男性は荷物が少なかったりポケットを使ってますが、女性は小ちゃいものをたくさん持ってるんですよ。それがひとつのカバンだとどこにあるかわからなくなるんです。なので、細かいものはちいさなバッグに」という。
おおたわ史絵(内科医)「大きいものを持つと肩が凝るんですよ。2個は持てない、私は」
本村健太郎(弁年)「ボクも2個持ちしますよ。だって荷物が多いから。1個はパンパンに書類で入り切らなくなる。サブのバッグがどうしても必要になる」
加藤「仕事用とプライベートを分けているの」
本村「重い書類と軽い小物」
加藤「どういう柄なんですか」
本村「メインは重厚な感じ。サブはペラペラの」
要するにファッションじゃない。
キャスターのテリー伊藤「電車に乗るとき大変だよね」
杉野「大きい方は網棚に乗せたりします」
コーナーが変わって、「クイズッス」の天の声が「学生時代は自分のバッグのほかに巾着を持ってた」
加藤が「学生時代そうだったね」と思い出した。「部活用のバッグ、30年くらい前だよ」
なーんだ、別に流行でもなんでもなかったのか。人騒がせな。